「おいしい」幸せを見つける
昭和40~50年代、気仙沼にひどい赤潮が発生しました。
一般家庭や工場から出る排水、畑や田んぼにまかれる除草剤、農薬。
荒れた針葉樹林から流れ出た赤土などが
原因であることが判明しました。
これにより持産物のカキが真っ赤に染まり、売り物にならず
廃棄処分されました。
カキのえさであるプランクトン。
これを育むのは、川を通じて海に流れ込む森の養分です。
そこで「森は海の恋人」運動と銘打ち、
平成元年から植樹運動が開始されました。
漁師さんたちが中心となり、川の上流にある落葉広葉樹の森をつくろう、
きれいな川にしようといった運動です。
体験学習を通じ、川の流域に住む子供たちへ
環境を守る大切さを伝えています。
おいしいお米は、森や山、川が健康でいることが重要。
そしてシンプルな料理だからこそひきたつ魚貝類のおいしさは、
海が健康であるからこそです。
海が健康でいるためには、森や山が健康でなければなりません。
食べ物が「おいしい」というのはとても幸せなこと。
小さな幸せかもしれませんが、環境や自然をみつめ
自分にできる日々の努力をすることが、
この幸せを感じる暮らしにつながっていくのです。